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「よっしゃ、このグチャグチャに丸めた6億を今から税務署へ持っていくでぇ!税務署の奴ら、金数えるのに難儀するでぇ!ガハハハハハ!!!」

詳しく聞くと、土地の売却益に対する税金6億円を税務署に納めなくてはならい。しかし、黙って渡すには悔しい、書面と少しの口先だけで6億持って行く税務署の奴らを困らせてやろうと、1万円札を丸めグチャグチャにしたそうだ。大人気ないようだが、私はこの爺さんのユニークな行動に不思議な感動を覚え、資産数百億を有する大地主爺さんの意地を見た。五本の指どころじゃない。あなたは、私の中では日本一の大地主。久々に、面白い人物に出会えたと喜んだ。

納税後、高級料亭で、爺さんと二人きりで、数えるのに相当な時間を要する税務署職員のことをあれこれネタに、うまい酒を酌み交わし、楽しい大阪の夜を過ごした。




最初は、札の感触を味わいながら作業してたが、200万を過ぎるとまるでゴミくずのようにめんどくさく手で丸め、投げ捨てるように放り込んだ。
途中、ピン札で、指を切ったりするものがいたり、手の油分が奪われ、ハンドクリームを塗るものが現れたりしながらも、2時間ほどで、作業完了。

一枚ずつ丸められた1万円札はかさをまし、大きなゴミ袋100個近くになっていた。その、丸めた一万円札の入ったゴミ袋をアルミボディーの4トントラックに積み込み、どこかへ、運ぶようだ。

一体、何のために1万円札を丸め、それをどこに運ぶのか?全く想像できない。また、あれこれ考え、想像する私。すると、またもや、あの爺さんが、顔を赤らめ少し興奮気味に、その理由を言い出した。


出てきたものは、1万円の札束。
どっさりと山のように積み上げられた。100万円の帯つき札束。
ジュラルミンケース1個で1億円、6個で6億円。絶景である。積み上げられた札束を目にしても顔色一つ変えない周りの男どもに感ずかれぬよう、私も興奮を押さえ込み、平静を装った。
さて、この札束をどうするのか?あれこれ想像している私。すると爺さんは、

「そしたら、帯切って、札1枚ずつグチャグチャに丸めてこの黒いゴミ袋に入れてくれ!」

と、爺さんは言った。
「はぁ?何のために?」と、疑問を残したまま、黒スーツの男ども6人と私の7人で機械的に、一万円札をグチャグチャニ手で丸め、ゴミ袋に放り込んでいった。


先の見えない不安の中、5分程待っていると、ジャージ姿の恰幅のいい爺さんが出てきた。
黒スーツの男どもは、めいめい挨拶し、軽く受け答えながら、まっすぐ私のところに来た。

「遠いところすまなんだなぁ、○○さん(おじさんタレント)に、口の堅い、金に執着してない若い衆おらんか?って聞いたら、あんたが、おる。言うてな、それで、ここまで来てもろてん。仕事いうか、簡単な軽作業や。先にチャッチャッと済まして、美味いもんでも食いに行こう!」

人懐こく私に声をかけると、ジュラルミンケースを持った男どもに作業開始の合図を送った。
すると、大地主の爺さんの前に横一列に並ぶと、手錠の鍵穴を爺さんの前に差し出した。爺さんは懐から鍵の束を出し、手錠の鍵をはずし、次にジュラルミンケースの鍵もはずし、6人の男どもが持つ全てをはずし終わると、
「ほな全部、中のもの出してまおか!」と指示すると、6人全員一斉にジュラルミンケースの中身を大広間の畳の上にぶちまけた。


大広間には、スーツ姿の男が6人、それぞれジュラルミンケースを手にし、黙って正座して待っている。ジュラルミンケースと男達の手とは、それぞれ手錠で繋がれ、ジュラルミンケースの中身が、相当価値のあるものだと思われる。

「ヤバい、取引じゃないよねぇ~?」

と、誰かに聞きたいが、聞ける雰囲気じゃない。不安を押し殺し、大地主の登場を待った。



その間、運転手は、黙ったまま。私は景色をぼんやり眺め、高級車の質の良いシートに身体を沈めた。快適な車内空間と丁寧で優しい運転で、私は、うつらうつらした。
1時間ほど走った頃から、街の景色から、木々生い茂る山道へと変わり、そこから又、1時間ほど走り、高さ3メートルほどの石垣が道づたいに続く。やがて、石垣の切れ目に来ると、鉄製の馬鹿デカい門扉が現れた。運転手は、携帯電話で中に連絡をとり、開門を要求。

すると、バカデカい門は、音も立てず、恐ろしく静かで、まるで蝋を塗った上を滑るように門が開いた。邸内に入ると、庭というよりも森。その上、あちこちに庭師らしい職人の姿が見え、その、森のような庭の手入れをしている。

でも私は、庭よりも職人の日当と人数の方が気になった。相当な金持ちだ。関西で5本の指に入る大地主は、本当のようだ。
庭を抜けると石畳のロータリーが見え、そばには50台は止めれそうな駐車場がある。そこに、車を止め、運転手の案内で、玄関へと案内された。表から見る大邸宅は、2階建ての和風建築。「現代風新潟の豪農の館」みたいな大邸宅。

玄関に入ると、黒スーツ姿の男が、あいさつもそこそこに、奥の大広間に通された。

私の仕事には、アルバイト的にスポットで依頼されることがよくある。おじさんタレントの知り合い。又は、おじさんタレントの知り合いの知り合い。みたいな感じで、一流の人物の知り合いは、やっぱ一流。
10数年前のある春の事、ある関西の資産家がおじさんタレントを通し、私にちょっとしたバイトを依頼してきた。
おじさんタレントによると、関西で5本の指に入る大地主で、総資産は数百億円らしい。それだけで、私は、興味津々。早速、新幹線で大阪へと向かった。新大阪に着くと、黒塗りのハイヤーが、ドアを開けて私を迎えてくれた。運転手は、

「それでは、ご案内させていただきます。」

そう、告げると車を走らせ、大地主の邸宅へと向かった。

私は取り戻したビデオテープをおじさんタレントに差し出した。
おじさんタレントはそのハメ撮りビデオテープを、安堵の表情で大事そうに手に取って不機嫌な私に

「もう、どんなことがあっても他人に渡したり、見せたりしないから!ありがとう!」

と反省と感謝の言葉をかけた。

その後もおじさんタレントは、不機嫌そうな私をなだめようと、芝居じみた反省のそぶりをみせながら、私に感謝の言葉をいくつも並べ立て、頭を下げた。でも、うわべだけ、口先だけ、のど元過ぎればなんとかで、本当に懲りない人だと分かっている。簡単に人を切る人だと分かっている。

だから私は、ハメ撮りビデオテープを内緒でダビングし、一本を私が保管し、もう一本をおじさんタレントの目の前で火をつけて燃やした。
燃え落ちるハメ撮りビデオテープをおじさんタレントは、名残惜しそうに、じっと見ていた。

私は自宅に戻り、内緒でダビングしたハメ撮りビデオテープをいざというときの切り札として、大切に保管することにした。


まぁ、過程がどうであれ、うまくいきそうだ。ハメ撮りビデオを取り戻すのは後回し、とりあえず、私は、この女を業務的に抱き、その模様をビデオで隠し撮りし、この女との交渉カードを一枚手に入れた。
それから1ヶ月、毎日不倫人妻を隠れ家に呼び、セックスXの日々。バイアグラを使い、おもちゃを使い、うまいもの食べさせ、好みの服を買い与え、そして女の悩みを聞いてやり、女を手中に収めた。

その後、不倫妻の旦那が出張で留守の日に嫌がる女を押し切り女の自宅に上がりこみ、夫婦の寝室でセックスし、その流れで、問題の流出ビデオを取り戻した。取り戻したビデオテープは、彼女の部屋にある小さなテレビデオ下のラックに並べられた他のビデオテープに混じって保管してあった。女は一度、一人のときにビデオを見たが、見ているうちに怖くなり、それっきりラックの奥にかくしていたそうだ。

その場を離れ、不倫人妻と交渉すべく場所を変えた。第三者の干渉を受けず、外部に知られない場所、そう、私の隠れ家。
目立たない通りに面したオートロック式玄関を通り、エレベーターで8F角部屋の2LDKの隠れ家に不倫人妻とその愛犬共々、お越しいただいた。
愛犬のリードを玄関ノブにくくりつけ、奥のリビングへ不倫人妻を案内する。少々怯え気味の女をなんとかこっちの手の内に入れたい。

安心させるためにハメ撮りビデオの件には触れず、私が不倫人妻をあの日あの時出会い、一目惚れし、おじさんタレントには内緒で会いに来た、という設定にした。

女の方は、得体の知れぬ男がどんな危害を加えるのか不安で堪らない、頭の中真っ白である。ところが、その得体の知れぬ男が、危害を加えるどころか、自分に好意を持っていると知った女は、恐怖という呪縛から解き放たれ、反対に安堵をもたらした私に不思議な安心感を覚え、私に全てを委ねるほど骨抜きになった。予想外の展開。


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